HSK2級のレベルは?難易度・試験内容と1級・3級との違いを解説

HSK2級のレベルは?難易度・試験内容と1級・3級との違いを解説

「HSK2級ってどのくらいのレベル?自分が受けるならどの級から?」

大学の第二外国語で中国語を始めた学生も、独学中の社会人も、最初の目標として名前が挙がるのがHSK2級です。

結論、HSK2級は300語程度の常用単語で、あいさつ・値段・時間を短い文でやり取りできる段階です。国際基準のCEFRではA2で、1級・2級には作文の試験がなく、解答は全てマークシートで完結します。

この記事では、社会人の中国語学習に毎日伴走している中国語コーチングスクールCHILIT(チリット)が、2級の実力レベル、試験内容と合格基準、1級・3級との違い、中検・TOEICとの目安を公式データにもとづいて解説します。

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目次

【結論】HSK2級のレベルは「あいさつ・値段・時間を短い文でやり取りできる」段階

HSK2級のレベルは、公式が「中国語を用いた簡単な日常会話を行うことができ、初級中国語優秀レベルに到達している」と定義する水準です。対象は300語程度の常用単語と文法知識を習得した学習者で、学習量の目安は「大学の第二外国語における第一年度履修程度」とされています。

公式の言う「簡単な日常会話」は、あいさつや値段・時間のやり取りのように、形の決まった短い受け答えのことです。

国際基準CEFRではA2レベルにあたり、「学習を継続中の者・初級者」と定義されています。

スクロールできます
級語彙量の目安CEFR2級との距離
1級150語A1(学習を始めたばかりの者・初学者)語彙は半分・総問題数40題
2級300語A2(学習を継続中の者・初級者)総問題数60題
3級600語B1(習得しつつある者・中級)語彙は2倍・作文が加わり総問題数80題

HSK4級以上は語彙が1,200語・2,500語・5,000語以上と倍々に増えていき、2級は6段階の下から2番目にあたる、入口を越えた最初の関門です。

なお、2級までは解答が全てマークシート方式で、中国語を書く力が採点されるのは3級以降になります。

HSK2級でできること・まだ難しいこと

HSK2級レベルでできることは、「身近な話題を短い文でやり取りする」範囲です。

HSK2級レベルでできることの目安
  • 自己紹介や家族・仕事など、身近な話題の短いやり取り
  • 買い物や注文で、値段や数量を尋ねて答える
  • 時間・曜日・予定を伝えて簡単な約束をする
  • 300語程度の基礎常用単語と、それに相応する文法知識の理解

一方で、単語が300語では言い換えの手札が少なく、知らない語が1つ出ると文の全体が崩れやすくなります。

正直にお伝えすると、2級の試験科目は聞き取りと読解だけで、解答は全てマークシートです。話す力も書く力も測られないため、2級に受かったことと「話せる」ことの証明は別物になります。会話の力は、試験勉強とは別枠で毎日声に出して作るしかありません。

中国語学習において、発音と声調の土台を作れたかどうかは、その先の伸び方を左右します。中国語コーチングスクールCHILITならネイティブと日本人コーチの2人体制で、無料体験の診断→学習設計→添削まで一気に試せます。

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NEXT HSK
SCHEDULE

HSKの試験日程と申し込み締切

試験日11/7土
申込締切
筆記締切済
IBT10/28(水)まであと12日
筆記 1〜6級東京・新潟・長崎
筆記 2〜5級青森・福島・福井・三重・和歌山・鳥取・愛媛・宮崎・■宮崎駅から450m)
IBT東京(赤坂六本木・東大前・池袋・四谷・駒込)・平塚・千葉・茨城・静岡・名古屋・大阪(天王寺)・熊本 ※月により開催しない会場あり
試験日11/22日
申込締切
筆記10/22(木)まであと6日受付 9/22〜10/22・7〜9級のみ
IBT実施なし
開催地東京のみ
試験日11/23月
申込締切
筆記10/23(金)まであと7日受付 9/28〜10/23
IBT実施なし
筆記 1〜6級東京・大阪
試験日11/7土
申込締切
筆記締切済
IBT10/28(水)まであと12日
開催地
筆記 1〜6級東京・新潟・長崎
筆記 2〜5級青森・福島・福井・三重・和歌山・鳥取・愛媛・宮崎・■宮崎駅から450m)
IBT東京(赤坂六本木・東大前・池袋・四谷・駒込)・平塚・千葉・茨城・静岡・名古屋・大阪(天王寺)・熊本 ※月により開催しない会場あり
試験日11/22日
申込締切
筆記10/22(木)まであと6日受付 9/22〜10/22・7〜9級のみ
IBT実施なし
開催地東京のみ
試験日11/23月
申込締切
筆記10/23(金)まであと7日受付 9/28〜10/23
IBT実施なし
開催地
筆記 1〜6級東京・大阪
試験日12/13日
申込締切
筆記11/13(金)まであと28日受付 10/13〜11/13
IBT12/3(木)まであと48日
開催地
筆記 1〜6級北海道・宮城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・石川・山梨・静岡・愛知・京都・大阪・大阪(準会場)・兵庫・奈良・岡山・広島(福山)・福岡・熊本・大分・沖縄
筆記 2〜5級秋田・茨城・香川
口試 HSKK北海道・宮城・東京・愛知・京都・大阪・福岡・大分・沖縄
IBT東京(赤坂六本木・東大前・池袋・四谷・駒込)・平塚・千葉・茨城・静岡・名古屋・大阪(天王寺)・熊本 ※月により開催しない会場あり

翌年の日程は公式発表後に追加されます。

筆記=会場で受ける紙の試験(HSK日本実施委員会)、IBT=会場のPCで受けるネット試験(運営団体が別・締切は当日17時)。実施級は会場により異なります。

HSK対策 無料体験の流れ

1
LINEで申し込む
目標の級・試験日・使える時間を送るだけ
2
学習計画書が届く
試験日から逆算した、週の学習量と順序(仮)
3
3日間、課題と添削
単語・読解・音読の課題を提出し、講師とコーチが添削します
4
3日目に計画を確定
3日間の実測で現在地を置き直し、計画書を確定します

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HSK2級の試験内容と合格基準。聞き取り35題・読解25題で120点以上が合格

HSK2級の試験内容は、聞き取り4つの部分(35題)と読解4つの部分(25題)の計60題で、作文はありません。

配点は各100点の200点満点で、公式サイトに「※2級では6割(120点)以上のスコアが合格基準となっています。」と明記されています。

HSK2級の試験構成と配点

HSK2級の試験構成と配点は下記の表のとおりです。

スクロールできます
科目部分形式題数
聞き取り(約25分・放送2回)第1部分放送された短文が写真の内容と一致するかを判断10題
聞き取り第2部分短い会話を聞いて、内容が一致する写真を選ぶ10題
聞き取り第3部分2人の短い会話と問いを聞いて、3つの選択肢から選ぶ10題
聞き取り第4部分2人のやや長い会話と問いを聞いて、3つの選択肢から選ぶ5題
読解(22分)第1部分短文の内容と一致する写真を選ぶ5題
読解第2部分文中の空所に、選択肢から適切な単語を補う5題
読解第3部分2つの短文の内容が一致するかを判断5題
読解第4部分前後の文を組み合わせる10題

聞き取りの終了後には、解答用紙に記入する予備時間が3分間与えられます。2級の試験は全てマークシート方式で、中国語で行われるのは聞き取りの放送のみです。問題文にはピンインが付いているので、漢字の読みに自信がなくても取り組めます。

HSK2級の試験時間・受験料と受け方

HSK2級の試験時間は約65分間で、午前の実施になります。受付9:10・開始9:30で、受験料は5,060円です。

紙の試験は回によって会場ごとの実施級が異なりますが、HSK IBT(ネット試験)は毎月開催で2級も受験でき、結果は2週間後に確認できます。IBTは紙の試験とは運営団体が別なので、問い合わせ先も別です。

出題の見た目は、公式サイトの2級ページ末尾の問題例と、中国本部の公式サンプル問題(PDF・解答つき)で無料で確かめられます。

形式は公式の案内ですべて分かります。分からないのは、本番の速さで放送される音が自分に聞き取れるかどうかです。CHILITの無料体験では、発音と聞き取りの診断を受け、2級までの学習計画書(仮)をもとに3日間の課題と添削を試せます。

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HSK2級の難易度は?1級・3級との違い

HSK2級の難易度は、「初級の上位」という位置づけどおり、語彙300語と基礎的な文法で届く範囲です。基本の語順は1級と共通で、つまずきは、放送を聞いて答える聞き取りに集中します。

日本人にとって2級の読解は、漢字の意味が先に取れるぶん最初から点になりやすい科目です。そのため合否を分けるのは、漢字の助けが効かない聞き取りで、読解で稼いだ点を聞き取りでどれだけ守れるかが2級の難しさの正体になります。

HSK2級と1級の違いは語彙と問題数

HSK2級と1級の違いは、語彙が150語から300語へ倍増し、問題数が40題から60題に増える点です。満点200点・合格基準120点・マークシート方式・放送2回・予備3分間は、1級と2級で共通になります。

項目1級2級
語彙量の目安150語300語
聞き取り約15分間・20題(放送2回)約25分間・35題(放送2回)
読解17分・20題22分・25題
作文なしなし
満点200点(各100点)200点(各100点)
合格基準6割(120点)以上6割(120点)以上
受験料3,850円5,060円

数字以上に大きいのが質の変化です。聞き取りの第3・第4部分が2人の会話を聞いて内容の問いに答える「会話の内容に関する問題」に変わり、写真から答えを選ぶ場面が減って、音だけで会話を追う力が求められます。

HSK2級と3級の違いは作文の有無

HSK2級と3級の最大の違いは、3級から作文(書写)が加わり、マークシートだけでは完結しなくなる点です。語彙も300語から600語へ倍増します。

項目2級3級
語彙量の目安300語600語
聞き取り約25分間・35題(放送2回)約35分間・40題(放送2回)
読解22分・25題30分・30題
作文なし15分・10題
満点200点(各100点)300点(各100点)
合格基準6割(120点)以上6割(180点)以上
公式の試験時間約65分間約100分間

総問題数も60題から80題へ増えます。3級のレベル感はHSK3級のレベルの記事でまとめました。

中国語の初心者はHSK何級から受けるべき?

初心者が最初に受ける級は、HSK2級か3級に置くのがおすすめで、1級から順番に受ける必要はありません。

2級から受けるか迷ったときの判断手順
  • 公式の無料レベルチェックテストで1級(20問・15分)を解き、手が止まらなければ2級に的を絞る
  • 公式サイトの2級ページ末尾にある問題例で、本番の出題の見た目を確かめる
  • 決めきれないときは、2級(午前)と3級(午後)を同日に併願して保険をかける

同日併願が使えるのは実施の時間帯が分かれているためで、2級と同じ午前枠の4級・6級は組み合わせられません。

それでも、聞き取りが本番の速さに追いつくかどうかは、自己採点では見えにくい部分です。CHILITの無料体験なら、発音と語彙の診断から受験級の決め方までコーチと詰められます。

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HSK2級は中国語検定・TOEIC・英検だと何級?

HSK2級は国際基準CEFRのA2にあたり、中国語検定(中検)では準4級から4級が同じA2の帯です。

HSK2級は中国語検定だと何級?

中検を運営する日本中国語検定協会も、CEFRとの難易度対応表を公表しています。CEFRを物差しにすると、HSK2級のA2にあたるのは中検の準4級から4級です。

HSK2級の前後をCEFRで並べると下記の表のとおりです。

スクロールできます
CEFRHSK中検HSKの語彙量中検の語彙量
A11級準4級150語基礎単語約500
A22級準4級〜4級300語約500〜1,000語
B13級4級〜3級600語約1,000〜2,000語

協会は「試験の目的も出題形式も異なるため厳密な比較はできません」と断ったうえで、およその目安として公表しています。

同じA2の帯でも語彙量には幅があります。HSK2級の300語は中検準4級の「基礎単語約500」に200語ほど足りず、4級の常用語約1,000語はHSK2級の3倍以上です。中検を受けるならまず準4級からになります。

また、注意したいのが級の数字です。「中国語検定2級」はHSK2級とはまったく別物で、中検2級は「実務能力の基礎づくり完成の保証」とされる上級です。常用語約2,000からの中検3級よりさらに上の段階で、HSK2級の300語とは桁が違います。

HSK2級はTOEIC・英検だとどのくらい?

HSK2級はCEFRのA2にあたり、TOEICならListening110点・Reading115点、英検なら準2級か準2級プラスの合格が同じA2の帯です。

3つの試験をCEFRで並べると下記の表のとおりです。

スクロールできます
CEFRHSKTOEIC L&R(L/R/合計)英検(合格した級)
A11級60/60/1203級(合格1456)
A22級110/115/225準2級(合格1728)
準2級プラス(合格1829)
B13級275/275/5502級(合格1980)
B24級400/385/785準1級(合格2304)
C15級490/455/9451級(合格2630)
C26級算出なし算出なし

表のTOEICの合計は、公表されているListeningとReadingの最低スコアを足しました。IIBCが出しているのは技能別の最低スコアまでで、合計としてのA2の範囲は示されていません。英検のかっこ内の数字は、日本英語検定協会が公表している各級の合格スコア(英検CSEスコア)です。級は、この合格スコアが入るCEFRの帯に並べています(準2級の合格はA2、2級の合格は1つ上のB1)。

数字の対応にこだわるより、2級で作った土台を「話せる」に変えるほうが、次の級に進む近道です。CHILITの無料体験では、資格対策と会話練習を並行させる設計をコーチと一緒に作れます。

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HSK2級のレベルに関するよくある質問

HSK2級のレベルについて、よくある質問に端的に答えます。

HSK2級は何ヶ月で合格できますか?

CHILITの目安ではゼロから50〜100時間なので、1日1時間なら約2〜3.5ヶ月、1日30分なら約3.5〜7ヶ月が目安です。毎日学習・1ヶ月30日で割った概算で、次の3級はゼロからの累計100〜200時間(2級から追加60〜80時間)になります。

HSK2級は難しいですか?

初級の上位という位置づけで、語彙300語と基礎文法で届く範囲です。合格基準も6割と明確なので、対策の立てやすい級といえます。つまずきが出やすいのは聞き取りで、ピンインと声調が曖昧なままだと得点が伸びません。

HSK2級は何割取れば合格ですか?

6割です。200点満点のうち120点以上が合格基準で、配点は聞き取り100点・読解100点です。どちらかに偏らせず両方を底上げしましょう。

HSK2級の合格率はどのくらいですか?

公表されていません。日本の公式サイトにも中国本部のサイトにも級別のデータはなく、見かける「合格率◯%」は公式データにもとづかない推定値です。120点以上なら全員が合格する絶対評価なので、合格率よりも自分の得点の内訳に目を向けましょう。

HSK2級は大学生だとどのくらいのレベルですか?

公式の学習目安は「大学の第二外国語における第一年度履修程度」で、級の個別ページでは「第一年度後期履修程度」と案内されています。第二外国語で中国語を1年学んだ段階が目安という位置づけです。

HSK1級を飛ばしてHSK2級から受けてもいいですか?

問題ありません。HSKは何級からでも受験でき、1級から順に受ける決まりはありません。

HSK2級は履歴書に書けますか?

書けます。何級以上なら記載できるという決まりはHSKにありません。

ただし中国語コーチングスクールCHILITでは、履歴書でアピール材料になるのは3級からを目安に案内しているので、「HSK(漢語水平考試)2級 取得(次回3級受験予定)」のように次に受ける級を添えて書きましょう。書き方の実例はHSK3級の履歴書への書き方の記事が参考になります。

HSK2級の過去問はどこで手に入りますか?

無料で使えるのは、公式サイトの2級ページにある問題例、オンラインのレベルチェックテスト(2級は25問・20分)、そして中国本部が公開している実施済み問題1回分とサンプル問題2回分(計3回分・PDF・解答と音声つき。解説はなく全て中国語)です。和訳と解説つきで回数を重ねるなら、スプリックス発行の『中国語検定HSK公式過去問集2級』(2,970円・5回分収録)を使いましょう。

HSK2級の勉強はどう進めればいいですか?

発音→単語300語→基本文法→聞き取り→過去問の順番が基本です。最初の1ヶ月は発音と声調だけに絞り、単語は聞いて意味が浮かぶところまで音とセットで覚えます。中国語学習の全体像は中国語の勉強法の記事で解説しています。

HSK2級の次は何級を目指せばいいですか?

3級です。語彙が600語に倍増し、作文(書写)が加わってマークシートだけでは完結しなくなります。詳しくはHSK3級のレベルの記事をご覧ください。

まとめ: HSK2級は中国語の入口を越えた証明。次は3級と「話せる力」を並行で

HSK2級は、300語程度の常用単語で、あいさつ・値段・時間を短い文でやり取りできる段階です。最後に要点を振り返ります。

HSK2級のレベルの要点
  • 語彙300語・CEFR A2。あいさつ・値段・時間を短い文でやり取りできる段階
  • 200点満点中120点(6割)以上が合格基準。合格率は公表されていない
  • 作文はなく解答は全てマークシート。話す力・書く力は測られない
  • ゼロからの勉強時間はCHILITの目安で50〜100時間(1日1時間なら約2〜3.5ヶ月)

2級はゴールではなく土台です。ここで発音と学習リズムを作れた人が、3級以降で失速せずに進んでいきます。

そして、試験で測られない「話す力」は、2級の段階から並行して育てるのが遠回りに見えて最短です。マークシートで完結する級だからこそ、声に出して直してもらう時間を確保してください。

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この記事を書いた人

社会人向け中国語コーチング「CHILIT(チリット)」の編集部です。日本人コーチとネイティブ講師の2人体制で、音声添削と学習の伴走をしています。

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