HSK4級のレベルは?難易度・英検やTOEICとの換算とレベルチェック

HSK4級のレベルは?難易度・英検やTOEICとの換算とレベルチェック

HSK4級はどのくらいのレベルなのか、今の実力で受かるのか。3級の次の目標として、あるいは最初の受験級として気になっている人は多いのではないでしょうか。

結論、HSK4級のレベルは、1,200語の語彙で会話を一度聞いて内容をつかみ、自分で短い文を書ける中級の入り口です。HSK公式は「中国語を母語とする者と流ちょうに話すことができる」と定義していますが、HSK4級に話す試験はありません。

この記事では、働く社会人の学習に毎日伴走している中国語コーチングスクールCHILIT(チリット)が、HSK4級のレベルと試験内容、3級・5級と比べた難易度、英検・TOEIC・中国語検定との換算目安、無料でできるレベルチェックの方法、合格するための勉強方法までを徹底的に解説します。

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目次

【結論】HSK4級のレベルは「会話を一度聞いて内容をつかみ、自分で短い文を書ける」中級の入り口

【結論】HSK4級のレベルは「会話を一度聞いて内容をつかみ、自分で短い文を書ける」段階(単語は1,200語・聞き取りの放送は1回だけ・作文には写真と単語1つから文を作る問題がある)

HSK4級のレベルは、会話を一度聞いて内容をつかみ、短い文章を読み、自分で短い文を書ける段階です。聞き取りの放送は3級の2回から1回に減り、作文には写真と単語1つをもとに自分で文を作る問題が加わります。

HSK公式は、4級を「幅広い範囲にわたる話題について、中国語でコミュニケーションをすることができ、中国語を母語とする者と流ちょうに話すことができる」と定義しています。

ただ正直、HSK4級レベルでは、中国語で流ちょうにコミュニケーションをとるのは難しい段階です。
HSK4級には話す試験はなく、話す練習をしないまま合格する人が大半なので、合格しても話せるレベルには届いていません。

ちなみに、HSK4級の対象となるのは、1,200語程度の常用単語と文法知識を習得した学習者です。3級の600語からちょうど倍にあたる語彙量で、基礎を終えた学習者が次に目指す「中級の入り口」といえます。

学習量の公式目安は「大学の第二外国語における第二年度後期履修程度」です。大学で第二外国語として2年学んだ程度、と読み替えるとイメージしやすいです。

HSK公式は、国際基準CEFRとの対応で4級をB2(Vantage)としています。1〜6級全体の中での位置を、語彙量とあわせて確認してください。

級語彙量の目安CEFR
HSK1級150語A1
HSK2級300語A2
HSK3級600語B1
HSK4級1,200語B2
HSK5級2,500語C1
HSK6級5,000語以上C2

表のとおり、4級は筆記1〜6級のうち上から3番目に位置します。6級のさらに上位にはHSK7-9級という試験もありますが、一般の学習者はまずHSK1〜6級が基本の枠組みです。

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SCHEDULE

HSKの試験日程と申し込み締切

試験日11/7土
申込締切
筆記締切済
IBT10/28(水)まであと12日
筆記 1〜6級東京・新潟・長崎
筆記 2〜5級青森・福島・福井・三重・和歌山・鳥取・愛媛・宮崎・■宮崎駅から450m)
IBT東京(赤坂六本木・東大前・池袋・四谷・駒込)・平塚・千葉・茨城・静岡・名古屋・大阪(天王寺)・熊本 ※月により開催しない会場あり
試験日11/22日
申込締切
筆記10/22(木)まであと6日受付 9/22〜10/22・7〜9級のみ
IBT実施なし
開催地東京のみ
試験日11/23月
申込締切
筆記10/23(金)まであと7日受付 9/28〜10/23
IBT実施なし
筆記 1〜6級東京・大阪
試験日11/7土
申込締切
筆記締切済
IBT10/28(水)まであと12日
開催地
筆記 1〜6級東京・新潟・長崎
筆記 2〜5級青森・福島・福井・三重・和歌山・鳥取・愛媛・宮崎・■宮崎駅から450m)
IBT東京(赤坂六本木・東大前・池袋・四谷・駒込)・平塚・千葉・茨城・静岡・名古屋・大阪(天王寺)・熊本 ※月により開催しない会場あり
試験日11/22日
申込締切
筆記10/22(木)まであと6日受付 9/22〜10/22・7〜9級のみ
IBT実施なし
開催地東京のみ
試験日11/23月
申込締切
筆記10/23(金)まであと7日受付 9/28〜10/23
IBT実施なし
開催地
筆記 1〜6級東京・大阪
試験日12/13日
申込締切
筆記11/13(金)まであと28日受付 10/13〜11/13
IBT12/3(木)まであと48日
開催地
筆記 1〜6級北海道・宮城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・石川・山梨・静岡・愛知・京都・大阪・大阪(準会場)・兵庫・奈良・岡山・広島(福山)・福岡・熊本・大分・沖縄
筆記 2〜5級秋田・茨城・香川
口試 HSKK北海道・宮城・東京・愛知・京都・大阪・福岡・大分・沖縄
IBT東京(赤坂六本木・東大前・池袋・四谷・駒込)・平塚・千葉・茨城・静岡・名古屋・大阪(天王寺)・熊本 ※月により開催しない会場あり

翌年の日程は公式発表後に追加されます。

筆記=会場で受ける紙の試験(HSK日本実施委員会)、IBT=会場のPCで受けるネット試験(運営団体が別・締切は当日17時)。実施級は会場により異なります。

HSK対策 無料体験の流れ

1
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4
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HSK4級のレベルでできること・まだ難しいこと

HSK4級のレベルでできることは、会話を一度聞いて内容をつかむこと、短い文章を読むこと、自分で短い文を書くことです。まだ難しいのは、話す練習をしないまま会話を続けることと、長めの文章を読んで内容をつかむことです。

HSK4級レベルでできることの目安
  • 会話を一度聞いて内容をつかむ
  • 短い文章を読み取る
  • 自分で短い文を作って書く
  • チャットで短いメッセージをやり取りする

話す練習も重ねていれば、同僚と趣味や週末の予定を話す、出張先のホテルで要望を伝える、取引先に定型のあいさつを述べる、といった会話も1,200語の範囲でこなせます。

ただし、HSK4級にはスピーキングのテストはありません。話す練習をしていなければ、潜在能力的には話せる語彙力やライティング能力があっても中国語を話せません。

なお、長めの文章を読んで内容をつかみ、80字ほどの文章を自分で書く力が問われるのは5級からです。4級は読み書きもまだ短文が中心で、合格しても「ペラペラ」にはまだ距離があります。

HSK4級に「合格したのに話せない」を避けるには、単語を覚える段階から声に出し、その場で直してもらう学び方が近道です。中国語コーチングスクールCHILITの毎日の音声添削なら、4級対策をそのまま「話せる中国語」の練習にできます。

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HSK4級の試験内容と合格ライン

HSK4級の試験は、聞き取り・読解・作文の3科目・300点満点で、6割にあたる180点が合格ラインです。受験料は7,920円。2026年時点の金額で、最新額はHSK公式サイトの受験料のページで確認できます。

筆記試験は2026年の公式日程を見るとほぼ毎月実施されており、受験機会をつかみやすい試験です。

HSK4級の試験構成と配点

HSK4級の試験構成は、聞き取り(听力)45題・読解(阅读)40題・作文(书写)15題の合計100題です。科目ごとの試験時間・内訳・配点は次のとおりです。

スクロールできます
科目試験時間問題数問題の内訳配点
聞き取り(听力)約30分45題正誤判断10題/会話内容問題15題/会話・短文内容問題20題100点
読解(阅读)40分40題空所補充10題/短文並べ替え10題/文内容問題20題100点
作文(书写)25分15題語句並べ替え10題/作文問題5題100点
2026年時点

聞き取りの終了後には、解答用紙に記入するための予備時間が5分あります。読解はマークシート方式、作文は記述式です。

試験中の説明は中国語と日本語の両方で行われ、聞き取りの放送はすべて中国語で流れます。問題数がもっとも多いのは聞き取りの45題で、対策の比重も自然とリスニングに寄ります。一方の作文は15題で100点分なので、1題あたりの得点の重みは3科目の中で最大です。

HSK4級の合格基準は300点満点中180点

HSK4級の合格基準は、300点満点中180点、得点率6割です。

合否は3科目の合計点だけで決まり、科目ごとの足切りはありません。リスニングで点を落としても、読解と作文で取り返せる仕組みです。

たとえば読解75点・作文65点なら、リスニングが55点でも合計195点で合格ラインを越えます。満点ではなく6割を確実に取りにいく試験と捉えると、力の入れどころが定まります。

HSK4級の難易度は?HSK3級・5級と比較

HSK4級の難易度は3級から一段上がり、5級の前に大きな壁(覚える単語はHSK3級600語→4級1,200語で2倍、4級→5級2,500語で2倍以上。4級は聞き取りの放送が1回に)

HSK4級の難易度は、3級からは一段はっきり上がり、5級との間にはさらに大きな壁がある位置です。

HSK3級とHSK4級の難易度の違い:語彙が倍・聞き取りの放送は1回に

HSK3級とHSK4級の難易度の違いは、語彙が600語から1,200語へ倍増し、聞き取りの放送が2回から1回に減る点です。

覚える単語の量だけ見ても、3級までの合計と同じ600語を新たに上積みします。試験の規模も、3級の計80問(聴解40問・読解30問・作文10問)に対し、4級は計100題で、読解40分・作文25分と試験時間も延びます。

とくに実感しやすいのがリスニングの変化です。4級からは放送が1回だけになり、会話や短文を1回聞いて1〜2問に答える問題も出るため、3級と同じ聞き方のままでは処理が追いつきません。

3級のレベル感から確かめたい人は、HSK3級のレベルの記事で確認できます。

HSK5級とHSK4級の難易度の違い:語彙2,500語・実用レベルへの大きな壁

HSK5級とHSK4級の難易度の違いは、語彙量が1,200語から2,500語へと2倍以上に増える点にあります。1級から6級までの級進行の中でも、4級と5級の間はとくに大きな壁です。

5級の定義は「中国語の新聞・雑誌を読んだり、中国語のテレビや映画を鑑賞することができ、中国語を用いて比較的整ったスピーチを行うことができる」水準です。学習量の目安も「週2〜4回の授業を2年以上」とされ、腰を据えた積み上げが前提の級になります。

なお、5級・6級の成績には合否が表記されず、6割の180点以上がその級の能力を持つ判定基準です。まず4級で「合格」の形に到達し、そのうえで5級のスコアを目指す流れが自然といえます。

5級のレベル感まで確かめたい人は、HSK5級のレベルの記事で確認できます。

日本人にとってのHSK4級の難易度:読解は漢字力で有利・リスニングが最難関

日本人にとってのHSK4級は、漢字力を活かせる読解で有利な一方、リスニングが最難関になりやすい試験です。

読解は、漢字から意味を推測できる分、日本人に有利な条件がそろっています。1,200語の中にも、見れば意味の見当がつく単語が多くあります。

その裏返しで起きるのが「読めるのに聞き取れない」つまずきです。目で覚えた単語は音と結びついておらず、1回しか流れない放送に反応が追いつきません。合格ラインの6割へ向けて、勉強時間の配分はリスニングに厚く寄せるのが日本人学習者の定石です。

やっかいなのは、聞き分けられていない音に自分では気づきにくいことです。中国語コーチングスクールCHILITのように日本人コーチとネイティブ講師の2人体制で毎日音声添削を受けると、独学では見えない耳の癖まで特定できます。リスニングの壁を感じたら、プロの耳を借りる選択肢も検討してみてください。

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HSK4級のレベルを英検・TOEIC・中国語検定と換算すると?

HSK4級を英検・TOEIC・中国語検定で換算すると、どれも国際基準CEFRのB2(HSK4級=英検準1級の合格=TOEIC L&R 785点以上=中国語検定3級〜2級。B2は、CEFRの6段階(A1〜C2)の下から4段目。各試験の公表値による目安)

HSK4級のレベルは、目安として英検準1級・TOEIC 785点以上と同じCEFRのB2帯、中国語検定(中検)では3級から2級にあたります。比較の手がかりは、各試験が公表している国際基準CEFRとの対応と語彙量です。

HSK4級はCEFRでは英検準1級・TOEIC 785点と同じB2帯

CEFRで比べると、HSK4級は英検準1級・TOEIC 785点以上と同じB2帯が目安です。

HSK公式は、CEFRとの対応表で4級をB2(Vantage)に位置づけています。英検やTOEICの実施団体側も級・スコアとCEFRの対応の目安を公表しており、B2に位置づくのは英検なら準1級の合格、TOEICなら785点(Listening400点・Reading385点)以上です。英検1級に合格すると、1つ上のC1にあたります。

ただし、これはCEFRを介した間接的な目安にすぎません。HSKと英語の試験を直接結ぶ公式換算は存在せず、言語も出題形式も別物です。「英語の資格でいえばこのあたり」というレベル感の参考にとどめてください。

中国語検定と比べると中検3級から2級が同じB2の帯

HSK4級は国際基準CEFRのB2にあたり、中国語検定(中検)では3級から2級が同じB2の帯です。

中検も、日本中国語検定協会が難易度対応表で級とCEFRの対応を公表しています。協会は「厳密な比較はできません」と断っているので、語彙量とあわせて目安として見てください。

CEFRHSK中検HSKの語彙量中検の語彙量
B13級4級〜3級600語約1,000〜2,000語
B24級3級〜2級1,200語約2,000語〜
C15級2級〜準1級2,500語明示なし

同じB2の帯でも語彙量には幅があります。HSK4級の1,200語は、中検3級の約2,000語には届いていません。中検を受けるならまず3級からになります。

注意したいのは、同じ「4級」でも2つの試験で位置づけがまったく違うことです。中検は数字が小さいほど上位で4級は入門寄り、HSKは数字が大きいほど上位で4級は上から3番目にあたります。級の数字だけを並べて比べないようにしてください。

HSK4級のレベルチェックは公式の無料テストでできる

今の実力でHSK4級に届くかは、HSK公式の無料レベルチェックテストで確かめられます。

HSK公式レベルチェックテストは、級別のサンプル問題を集めたオンラインテストです。無料で利用でき、4級は50問・50分で本番に近い形式の問題を解けます。

結果を見る物差しは正答率6割です。本番の合格基準が300点満点中180点(6割)なので、レベルチェックで安定して6割を取れるかどうかが、4級に挑むか3級から固めるかの分かれ目になります。

ただし公式が明記するとおり、このテストは「あくまで簡易なサンプル」で、実際の得点を保証するものではありません。聞き取り問題も含まれないため、リスニングだけは過去問の音源などで別に確かめておくと確実です。

HSK4級はいきなり受験してもいい?

HSK4級は3級を受けていなくてもいきなり受験できる(判断目安:3級レベルの600語・基礎文法・学習歴1〜2年。3つとも当てはまれば4級から、当てはまらない項目が多ければ3級から、迷うなら4級は午前・3級は午後なので同じ日に両方受ける)

HSK4級は、HSK3級を受けていなくても、いきなり受験して問題ありません。HSKは受験する級を自由に選べる試験で、公式も級の指定を設けていません。

HSK公式サイトのよくある質問にも「何級からでも受験することができます。問題例をご参照の上、適切な級を受験してください。」と明記されています。3級の合格が4級の受験条件になっているわけではないので、実力が届いていれば4級からの挑戦で大丈夫です。

挑戦してよいかどうかは、次の3点で判断してください。

いきなりHSK4級を受けるかの判断目安
  • 3級レベルの600語が身についている
  • 基礎文法をひととおり学び終えている
  • 中国語の学習歴が1〜2年程度ある

公式の学習量目安は「大学の第二外国語における第二年度後期履修程度」、つまり2年分の授業量にあたるため、こつこつ学んできた人なら学習歴1〜2年がひとつのラインです。600語の土台がないまま1,200語に挑むと息切れしやすいので、当てはまらない項目が多い人は3級経由が無難です。

3級と迷うなら、併願という手もあります。4級は午前・3級は午後の実施で、時間が重ならないため同じ日に両方受験できると公式が案内しています。3級で合格を確実にしつつ4級に挑める、力試しと保険を1日で両立できる方法です。

HSK4級レベルに到達するまでの勉強時間の目安

HSK4級レベルに到達するまでの勉強時間は、ゼロから始める場合で200〜300時間、HSK3級に合格済みなら追加で約100時間が目安です。

HSK公式は「◯級に◯時間」という時間数の基準を定めていません。この数字は、公式の学習量目安を踏まえたCHILITの目安として捉えてください。

3級までが100〜200時間、3級から4級までが約100時間、という2段で見ると計画に落としやすくなります。1日1時間の学習を続けるなら、ゼロからで約8ヶ月、3級合格済みなら3〜4ヶ月ほどが大まかな見当です。1日の勉強時間別の早見表やパート別の時間配分は、HSK4級の勉強時間の記事で解説しています。

これから3級を経由する人は、HSK3級の勉強時間の目安で最初の区間から確認してください。

同じ200〜300時間でも、発音→単語→長文という順序の設計しだいで、実際にかかる総時間は変わります。中国語コーチングスクールCHILITでは、現在地の診断から学習計画の設計、毎日の音声添削までを2人体制で伴走します。計画づくりに不安がある人は、無料体験3日間で自分の学習設計を作るところから始めてみてください。

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HSK4級に合格するための勉強方法

HSK4級の勉強は単語・聞き取り・過去問の3つで十分(単語は1,200語を音とセットで、聞き取りは過去問の音源で1回で聞き取れるまで、過去問は本番の時間で6割を超えるまで)

HSK4級に合格するための勉強は、単語・聞き取り・過去問の3つに絞れば十分です。教材も、公認テキスト1冊・公式過去問集1冊・単語アプリ1つの3点で足ります。

HSK4級の合格はこれだけやればOK
  • 1,200語を、聞いて意味がわかるまで覚える
  • 公式過去問の音源を、1回で聞き取れるまで聞く
  • 公式過去問を本番と同じ時間で解き、6割を安定させる

HSK4級は1,200語程度を身につけた人が対象の試験で、合格ラインは3科目の合計で6割の180点です。1,200語を音で覚え、公式過去問で聞き取りと出題形式・時間に慣れ、間違えた文法を公認テキストで確かめておけば、合格に必要な準備はそろいます。

HSK4級で手を広げなくていいもの
  • 読解だけの問題集(漢字で点を取りやすい)
  • 中検など別の試験の問題集(出題形式が違う)
  • HSK5級以上の単語帳(4級の対象は1,200語)
  • 文法書の買い足し(公認テキストでそろう)

4つとも中国語の力にはなりますが、HSK4級の合格には必要ありません。

読解は漢字から意味の見当がつく日本人に有利な科目で、空所補充・短文の並べ替え・文の内容を問う3形式には公式過去問で慣れられます。中検はすべての級で日本語と中国語の翻訳が出る試験で、HSK4級に翻訳の問題は出ません。

文法は「中国語検定HSK公認テキスト4級[改訂版]」1冊でそろいます。HSK公式サイトの教材ページも、公認テキストを合格に必要な文法・単語・リスニングを網羅した教材として案内しています。

単語:HSK4級の1,200語を、聞いて意味がわかるまで覚える

HSK4級の単語は、漢字を見てわかるだけでなく、音を聞いてすぐ意味がわかるところまで覚えます。問題数が最も多い聞き取り(45題)では、漢字で読めても音で聞き取れない単語は点になりません。

覚えるときは「SuperTest(旧HSK Online)」のような音声つきの単語アプリで音を流し、ピンインと声調まで確かめてください。

聞き取り:HSK4級の公式過去問の音源を、1回で聞き取れるまで繰り返す

HSK4級の聞き取りは、公式過去問の音源を1回聞いて内容がつかめるまで繰り返せば対策できます。4級から放送は1回だけで、45題・約30分を聞き直しなしで解く形式です。

音源は、過去問を1回分通して解き終えた回のものを使います。聞き取れなかった問題を過去問集のスクリプトと日本語訳で確かめてから、もう一度音だけで聞いてください。

過去問:HSK4級の本番と同じ時間で解き、6割を安定して超える

HSK4級の公式過去問は、聞き取り約30分・読解40分・作文25分の本番と同じ時間で1回分ずつ通して解き、初めて解く回で3科目の合計6割を続けて超えるところまで進めます。

「中国語検定HSK公式過去問集4級(2021年度版)」には5回分が収録されています。1回解くごとに、間違えた問題を過去問集の答えのページと公認テキストで確かめてから次の回へ進んでください。

作文は、語句の並べ替え10題と、写真と単語1つずつから文を作る5題の2形式に決まっています。並べ替えと写真の作文を過去問で繰り返すほど、自分で書ける文型が増えます。

HSK4級に話す試験はないので、話す練習は合格には欠かせないものではありませんが、中国語を話せるようになりたいなら合格に向けた勉強とは別に足してください。中国語コーチングスクールCHILITでは、毎日送る音声を日本人コーチとネイティブ講師が添削し、声に出す練習まで学習計画に組み込みます。

科目ごとの勉強法と教材の詳しい使い方は、HSK4級の勉強時間の記事で紹介しています。

HSK4級は就職・履歴書で評価される?

HSK4級は、就職・転職の場面で中国語力のアピール材料になる目安の級です。

「何級から評価される」という公式基準はありません。そのうえで中国語コーチングスクールCHILITでは、履歴書に書けるのは3級から、就職のアピール材料としては4級以上を目安としています。

評価の場面は中国現地での就職に限りません。中国拠点を持つ日系企業でも評価対象になると、HSK公式サイトは案内しています。

記載には正式名称の「HSK(漢語水平考試)」を使うのが丁寧です。ただし4級は「基礎が固まった証明」に近く、単体で即戦力の証明とまでは言い切れません。ビジネスの第一線で使う中国語力を示すなら、5級以上が次の目標になります。

履歴書のどの欄にどう書くかは、HSK4級の履歴書への書き方で記載例つきで解説しています。

HSK4級のレベルに関するよくある質問

HSK4級のレベルについて、よくある質問へ端的に答えます。細かい疑問はここで解消してください。

HSK4級は何割取れば合格ですか?

6割です。300点満点中180点以上を取れば合格で、科目ごとの足切りはありません。

聞き取り・読解・作文は各100点です。得意な科目で稼ぎ、合計で180点に届けば問題ありません。

HSK4級はどのくらいすごいですか?

筆記1〜6級のうち上から3番目の級で、大学の第二外国語を2年学んだ程度の中国語力の証明になります。国際基準CEFRでは英検準1級と同じB2帯が目安です。

就職でアピール材料になるのは4級以上が目安とされ、履歴書に書く価値は十分あります。一方で、長めの文章を読んで内容をつかむ力が問われるのは5級からで、4級は上を見ればまだ道が続く級でもあります。

HSK4級の合格率は?

HSK4級の合格率は、公式には発表が確認できません。

判断の手がかりは、300点満点中180点・得点率6割という合格基準です。6割に届けば合格になる試験なので、合格率よりも自分の得点計画に集中するのが得策です。ネットで見かける合格率の数字の出どころと、落ちる人の共通点は、HSK4級の合格率の記事で解説しています。

HSK4級の過去問やサンプル問題は無料で試せますか?

サンプル問題なら、HSK公式の無料レベルチェックテスト(4級は50問・50分)で試せます。

本番形式の演習には、日本語版で唯一の公式過去問集「中国語検定HSK公式過去問集4級(2021年度版)」が市販されています。音声と日本語訳がついた構成です。

HSK4級の勉強時間はどのくらいですか?

ゼロから始める場合で200〜300時間、HSK3級に合格済みなら追加で約100時間が目安です。

公式に時間数の基準はなく、この数字はCHILITの目安になります。1日に取れる時間で割り算し、受験日から逆算して計画を立ててください。何ヶ月かかるかの早見表は、HSK4級の勉強時間の記事にまとめています。

まとめ:HSK4級は中級の入り口。現在地を測って目標に据えよう

HSK4級は、1,200語の語彙で会話を一度聞いて内容をつかみ、自分で短い文を書ける、中級の入り口のレベルです。最後に要点を4つ振り返ります。

HSK4級のレベルの要点
  • 語彙1,200語・CEFR B2の中級レベル
  • 合格ラインは300点満点中180点
  • 読解は漢字で有利・難所はリスニング
  • 話す試験はなく、会話は別に練習が必要

1,200語という語彙量は、正しい順序で積み上げてこそ着実に届く量です。まずは無料のレベルチェックテストで現在地を測り、目標までの距離を数字でつかむことから始めてみてください。

距離がわかれば、あとは計画に落として日々進むだけです。HSK4級を、中国語を「使える」実感に変える通過点にしていきましょう。

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この記事を書いた人

社会人向け中国語コーチング「CHILIT(チリット)」の編集部です。日本人コーチとネイティブ講師の2人体制で、音声添削と学習の伴走をしています。

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